| マエストロとは名指揮者につけられる敬称のこと。AV監督として業界に多大な影響を与え続ける姿はまさに”指揮者”と呼ぶにふさわしいカリスマ性を備えている。そんな彼らの監督してのプライド、作品作りの苦悩は一体いかなるものか。週刊デジタルデマンド独占インタビューで隔週連載していきます。
第2回目は忠実堂代表ばば★ザ★ばびぃ監督です。想像を超える波乱万丈な人生と、AV業界のマル秘事情を前後編にわけてお送りします。
AVに関わるようになったいきさつから教えていただけますか。
僕は遅いですよ。26歳頃だったかな、僕の家の隣にデマンドさんで監督をしていた方が住んでたんですよ。縁あってちょっと手伝ってみないかと言われて、ADとしてスタートしました。男優さんがドタキャンした時は代理で出演したりもしてました。
その頃、知り合いからDEEP’Sの前身となる制作会社(以下A社)の社長さんを紹介してもらいました。そしたらそこが松本和彦さん率いるエムズというメーカーと同じビルにありまして。A社の面接に行ったときに、なぜか松本和彦さんもいたんですよ。「お前なんだよ?」と言われて、僕も「お前こそなんだよ!」って返したりして(笑)。「俺のこと知らないのか?」「知りません」と(笑)。ビデオを観てはいても、普通知らないでしょAV監督なんて。
「なんだかな、この人は?偉そうだな」と思ってたんですが、話してみたら結構気が合いまして。実は僕の監督名をつけたのは彼です。本名は「ばばしげる」っていうんですけど、「ばば」と呼ぶと命令してるみたいでやだな〜ということで、「ばびぃ」になりました。さらにあとで★を入れました。目立つし珍しいかなと思いまして。
確かに一度聞いたら忘れられないお名前です(笑)。
最初はADの仕事っていうのが全然分からなかったんですけど、「ナンパできんのか?」ときかれた時は、「得意です」と即答しました(笑)。初めて菅原さんのロケで3日間お手伝いしたことがあったんですけど、1日で3日分の必要な女の子をナンパできたものですから。
もともとナンパは、得意だったんですか?
人と話すのは好きですね。ただナンパが出来るというよりは、仕事を早く一人前にこなせるようになりたいと思っていました。僕は、人に教えられるのが好きじゃないから、とにかく自分で早く覚えようと。松本和彦さんのロケを一生懸命手伝っていましたよ。
そのころようやく今のDEEP’Sを立ち上げようということになって、創業スタッフの一番下で入りました。一緒に働いてたのは故千葉犬さんと大谷清英さん、久保社長さんたちです。いろいろな監督さんのロケを手伝って仕事を覚えていきました。
ナチュラルハイにいるイタカ・スミスリンパウダーは地元の後輩なんですが、あいつもプラプラ遊んでたんで、マジックミラー号がスタートした時に誘いました。DEEP’Sに入ってからはずっとナンパしてましたね。
ナンパのコツみたいなものはあるんですか。
闇雲に声をかけるわけじゃないんです。女の子の視線になることが大切。服装とかよく見て、興味を示しそうなことを話してあげる。あとは「私をナンパして」ってオーラが出てる子を狙う。暫く様子を見てれば、あれいけるな、とかわかりますから。
あと、この風体もあるみたいですよ。見た目怖いけれど話すと面白いっていう。あと嘘つかないっていうのもナンパの極意ですね。会ってすぐに「AVです」って言っちゃう。一切隠したりしません。
ハワイでロケがあったときもナンパ隊として呼ばれたんですけど、ビーチサンダルは2週間で5ミリくらいの薄さになりました。僕とイタカでずっと歩き回っていたせいで。このときは、10人声掛けて、9人連れてくるみたいな凄い成功率でした。
すごいですね!
それでご褒美にデマンドの高橋さんにアロハシャツをいただいたんですよ。「すばらしい!」って、ギャラも10万円上乗せで貰ったりして、高橋さんに名前を覚えていただいたんですよ。高橋さんがADの名前を覚えるなんてこと滅多に無いんだよといわれて、これはチャンスがあるな、と自分でも思いました。
でもそのうち、高橋さんに、「ナンパできて当たり前って思ってるんだろ。ナンパロケはできない奴がもがいてるのが楽しいんだよ!」と言われまして。でも出来ちゃうんだからしょうがないじゃんということで、自分で撮り始めたナンパがナチュラルハイの『汁ナンパ』です。
ナンパにもっと無理難題をつけてやろうと思って、素人の女の子にその場でおしっこさせたりしてました。ぺロマンでは、ナンパして2分後には必ずマ○コ舐めさせてと言ったり、何にも言わずにパンツ頂戴と言ってみたりね。そうやって自分に次々とハードルを高くしていったんですけど、全部出来ちゃったんですよ。
ところでばびぃ監督はナンパだけでなく、レイプものもお得意ですよね。
ホントに好きなのはレイプものですね。女の子をヤっちゃった時の征服感って女の人には味わえないんじゃないでしょうか。きっと1人でダッシュで山登ったみたいな達成感があると思うんですよ。
(ここにレイプ談が挟まっています。ぶっとばしマ○コを連呼するばびぃ監督。あまりに過激なので割愛させていただきます…)
ビデオの中で「いやーん、やめて」っていう女の子がいますけど、あんなの実際いないですよ。ホントに嫌だったら、蹴っ飛ばすでしょ?ぶっ飛ばすでしょ?嫌がりながら腰を浮かせてパンツを下ろすっていうのは、古典的なやつですよ。男だって「このヤロー、マ○コ濡れてるじゃねえか!」なんて、言いませんからね。
だから 僕は、ホントのレイプを見せたいと思いました。僕ならもっと凄いことしますね。男優は一切声を出さない。そうして作ったのが「サイレント・レイプ」です。
なるほど。そうすると迫力ある映像がとれるわけですね。
昔、悪さばっかりしてたから(笑)、こうギリギリみたいなものが好きなんですよね。アドレナリンが凄い出る。
でも撮るときは、女の子に素直にいいますよ。「約束事として”聞いてない、カメラ止めて”は、言わないでね。そうすれば、20〜25分で終わるから。そのかわりひっぱたくよ。男優も本気で行くからね。逃げられるのなら逃げてもいいよ」って。VTRを回す前に、女の子を惚れさせちゃえばいいんです。目をハートマークにしちゃう。そうすれば過酷なロケをしても怒られない。何でも言うこと聞いてくれるんですよ。大女優さんにう○こ食わせちゃったり、露出させちゃったりしてもね。
女の子に説明するときに、2時間の撮影も30分の撮影もギャラ一緒だよって、そこを大きくして説明してあげるんです。早く終わって早く帰ろうよと。でも身体中傷だらけとかなることもありますけどね。
ナンパもレイプも本気なわけですね?
男が本気で殴った瞬間に抵抗してくる女はいないと思うんです。反抗したくない、そのビビリ感がたまらないんです。
僕の作品には「これを観て我慢してください。犯罪を犯す前にビデオ観てオナニーしちゃいなさい。目を覚ましなさいよ」というメッセージが込められているんです。痴漢もしちゃ駄目ですよって。よくビデオ観て犯罪に走っちゃったとか言われるじゃないですか。欲求不満な作品を作るからいけないんですよ。いくとこまで行っちゃえばオナニーして、熱が冷める。犯罪も起きない。そういうことです。
DEEP'Sに入ってからのことを教えていただけますか。
とっちん監督との出会いは衝撃でしたね。「ばびぃ、同じような悪いことを、のほほんと撮ってるやつを紹介してあげるよ」っていわれて、いざ会ってみたら、監督と作品が全然結びつかなくて。「えー!この人が痴漢ビデオ撮ってるの?偽物の電車とかでとってるんじゃないの?」って。とっちん監督って「…なんだよ!?」って感じじゃないですか?実際に会ってみると(笑)。「痴漢モノ撮ってるときにドキドキしてるの?」ってきいたら、「ドキドキしてるよ」って言ってましたけど。
その頃やってたのが痴漢20人隊です。なんか僕的につまんなかったんで、手伝うといっては内容を決めるところから口出ししたりしてました。そうしたら21人隊からどかーん!と、売れるようになったんです。出せば出すほど売れるんですよ。あの頃は、自由にさせてもらってましたねえ。その頃はとっちん監督もお金なくて、みんなで合宿所みたいに暮らしてました。
そんな頃、DEEP'S社長の久保さんに、「ばびぃ、残るか?撮影もわかってるし監督やっちゃえば?」といわれまして。僕は頑張ろうとしてたときですから、無我夢中でDEEP’SでADやって10ヶ月くらいで監督になっちゃいました。
それで得意のナンパものに加えていろいろジャンルを増やしていきました。レイプものの『女姦(にょかん)』を撮ったり、レンタルで売れっ子だった聖さやかちゃんの『プライベート・アイドル』がヒットしたり。仕事が面白くなってきた頃です。再び久保社長から「ばびぃ、自分でいけるんじゃないの?故千葉犬と二人でやってみなよ」っていわれて。その直後、なんとか2人で忠実堂を始めました。
<続く> |