| マエストロとは名指揮者につけられる敬称のこと。AV監督として業界に多大な影響を与え続ける姿はまさに”指揮者”と呼ぶにふさわしいカリスマ性を備えている。そんな彼らの監督してのプライド、作品作りの苦悩は一体いかなるものか。週刊デジタルデマンド独占インタビューで隔週連載していきます。
第3回目は忠実堂代表ばば★ザ★ばびぃ監督2です。想像を超える波乱万丈な人生と、AV業界のマル秘事情を前後編にわけてお送りします。今回は後編です。
→前編はこちら
社名の名前の由来を教えていただけますか?
忠実じゃないおれと、故千葉犬(合掌)がやるから(笑)。というのは冗談で、お客さんに忠実に作品を作っていこうという想いをこめてですね。
忠実堂を立ち上げたときには、自分達で持ってたタイトルが聖露出、プライベートアイドル、痴女11人隊とありました。あとは、故千葉犬がスカトロものをとれば、なんとかなってたんですよ。4ヶ月目くらいに、高橋さんから「制作会社からメーカーにならないか」と声をかけていただきました。メディ倫に入ったら、メーカーとして自分で作らなきゃいけない。ナチュラルハイは見る見る大きくなっていったんだから、おれも負けてたまるかと思って、拡大していきました。
高橋さんからのお題をこなしてみたり、痴漢が過激になりすぎたから戻してやってみようかといって撮ったのが痴漢11人隊だったり。そんなんで、今日に至るみたいな感じかな。
僕のキーマンとしては、A社の社長と松本和彦さん、そしてデマンドの高橋さんですね。とっちん監督との出会いもでかいな。アイツが社長になれるんだからおれにもできるって。
高橋さんには演出も教えていただきました。「ばびぃはここなんだよ。」「ここってどこだよ?」みたいなこともありましたけど(笑)。
タイツァーV(AVロケの妨害に入る、謎の全裸女達。「タイツァーV」と露出教団ヌレメとの激しいエロバトルを描いた名作)みたいなのは、もうやらないんですか?
僕もやりたいんですよ。でもあれ、お金かかるんですよね! ほんと、タイツァーVとヤマンババスターズとマンティコアは、すごいお金かけて頑張ったのに売れなかった。マンティコアは、反響が凄かったですね。
k-1みたいなものを女の子同士が本気でやってますから!ルール知らないから本気で殴っちゃうし、女の子も怪我しちゃうしで大変でした。裸なんて一切出てきませんし。カメラも何台も置いたからお金かかったなあ。
6月4日(金)発売の『火だるまナンパ』は実際に消費者金融に入っていく女の子をナンパして撮ったそうですね。
はい。ブルーなドキュメントです。まあ、これはナンパというよりは勧誘ですね(笑)。 ナンパロケのときに消費者金融をブツ撮りしようとして、たまたま出てきた女の子に声かけたんですよ。ア○ムの領収書もちゃんと持ってました。初めは「支払い、月どのくらいあるんですか?」とか優しく接して、だんだん「ばかだね。ビデオ出れば借金返せるぞ」なんて脅し半分でせまったりして。その様子を見た高橋さんが大絶賛してくれて作品化となりました。
ハッピーハッピーなナンパじゃなくて、こういうシュールな感じのものもいいんじゃないかって。出演者は消費者金融で借りてるような子たちです。デパートのキャッシングにハマってるような若くてミーハーな子ではなく、裏金融的な、金融ビルに入ってちゃうような子を出演させました。
簡単にお金を返せる方法を提供しちゃうと、金融業者さんの営業妨害とかにならないんでしょうか?
あの子たちの場合、AVで稼いだようなお金はまた使っちゃうんですよ。だから火だるま(笑)。返済しちゃったら、つまんないじゃないですか。「返済したほうがいいよ」って言いながら「バック買ったんだー。ふーん。じゃあそのバック5万円で買ってあげようか」っていうんです。現金のほうがいいでしょって。
(女優さんにキャッシュをちらつかせながら出演交渉するお話。企業秘密なのでオフレコとさせて頂きます…)
忠実堂さんの採用基準とかありますか?
制作に入る人間は不器用な奴が好きですね。入社したら周りを見返してやばれば、って背中を押してあげますよ。社員はほぼ毎日食べに連れて行ってます。食費がバカにならないですね。だからうちの社員、ADのくせに貯金があるんですよ。おかしいでしょ?!ハルナなんか凄い貯金持ってる!!
『出る待て』に出ていた大日本帝国新ポルノ党について教えてください。
呑み仲間です。レンタル・セル、会社など関係ない友達の輪です。プロデューサーから監督、女優さん、TVのディレクターまで30人くらいいるんじゃないかな。V&Rのバクシーシさんとかインジャン古河さんもいますよ。みんな意気投合して、なんか面白いもん作れたらいいねーって言ってます。お金の臭いさせつつ、楽しいことしようよ、って。
ファンレターとか来ますか?
来ますよ。女の子のファンから「毎日、何時何分にどこどこを通っています。レイプして下さい」って家までの通路が書いてるのとか来ましたね。本当かどうかわからないけど。
監督としてのポリシーを教えてください。
わかりやすい監督になりたいんですよ。監督ってある意味象徴じゃないですか。わかりやすいっていうのは、お金儲けして、いい車に乗って、いい女連れて、いいとこに住んで、うまいものたべて、良い物を着てっていうこと。僕は無理してでもやっていこうと思ってるんですよ。
僕この間結婚したんですけど嫁さんのご両親には何も隠しませんでした。「AV監督やってます。マネーの虎に出ている高橋がなりのデマンドグループで、メーカー持って監督やってます。」って言ったら、わかってくれたんですよ。高橋さんのやってきたことって、AV業界に日の目を当てたんです。すごいことですよ。高橋さんがAVをメジャー化するためにTVに出たりしていた。これって、今の世の中じゃ影響が大きいんです。
僕にできるのは、若いやつらが目標を持ってわかりやすい人を目指せるように手伝うこと。高橋さんを目指してああいう風になれる人はそうそういない。でも、僕くらいならなれると思うんですよ。僕ほどわかりやすいAV監督はいないですよ。結婚式も六本木ヒルズでしたし(笑)。
ご結婚おめでとうございます。奥様を選ばれた決め手はなんだったんでしょうか?
一緒にいて楽だったんですよ。チ○ポ出したり、女優さん脱がしたり、編集で遅くなってそのままロケに行ったりしても、「うんわかったー」って、全然怒ってないんですよ。この仕事を理解してくれたのがすごく嬉しかったですね。
ばびぃ監督はどんな女性が好みなんですか?
基本的に女性ならみんな大好きですね。容姿で言うと、おっぱいの形がきれいなコがいいかな。内面で言うと、ばかなコ嫌いなんですよ。ナンパロケでは、ばかなコ大好きなんですけど(笑)。プライベートでは、勘のいいコ。。お勉強はできなくていいんです。彼氏を立てられる、空気読めるコがいいですね。友達みんなで飯食べてる時に急に機嫌悪くなる女とかいるじゃないですか。そういう女がダメなんですよ。
夏目ナナちゃんなんかすごくしゃべってみたいんですよ!でもデマンドさんが会わせてくれないんですよ! 過去、何人も専属女優とことごとく仲良くなっちゃいましたからね。取られる!とか思われてるのかも(笑)。ナナちゃんと対談やりたいね。暴露トークでも何でもしますよ!
<終わり> |