「弊社作品出演者によるネット上の書き込み及び動画アップロードに関する 溜池ゴローからの御説明」

みなさん、こんにちは。AV監督の溜池ゴローです。
今回、瀧本梨絵さんがツイッターとYouTubeにアップしている発言、動画に関して
僕、溜池ゴローからの見解をお話させていただこうと思います。


まず最初に、瀧本さんのファンを始め、AVファンの皆さんや、女性の人権を大切に思っている方々に、
ご心配をおかけしたことをお詫びしたいと思います。

瀧本さんの所属プロダクションからの返事を待っていた関係で、ご説明までの時間がかかってしまい、
余計、ご心配をおかけしたと思います。すみません。

本来、僕としてはこのような形で見解を表明するのではなく、先方と話し合いをさせてもらいたいと思っていましたが、先方とは2016年12月16日からまったく連絡が取れない状態です。

先方からは「弁護士をつけるので、今後は一切直接連絡はしてこないでください」とのことでした。

しかし、先方の弁護士からの連絡は一切なく、SODクリエイトでの社内調査の後、こちらから弁護士を通じて「今後について話し合いたいから連絡をください」と手紙を送ったのですが、それに対する反応もありません。


勿論、出演してくれた女優さんと言い争いをしたくなく、
僕が事実関係を述べることで彼女が傷つく可能性も考えられ、あえて今までは反論をせずに来ました。

しかし、既に僕だけではなく、周囲にも迷惑をかけてしまう状況になってしまい、
ちゃんと事実関係をお話せざるを得ないということです。


皆さんにまず説明しておきたいことなのですが、動画内で瀧本さんが「先生」と呼んでいる医師がいます。

その医師のクリニックで医療事務をやっていたのが瀧本さんです。
瀧本さんをAVに出演させようと推薦し、SODクリエイトのAV女優募集サイトに連絡をしてきたのは、
その医師です。

SODクリエイトからデビューすることになりましたが、SODクリエイトの社内規定により、
AV女優さん個人との契約はしないということで、その医師が瀧本さんの所属するプロダクションを作ります、という話になりました。

ですので、僕としてはその医師との間では、作品に出演した瀧本さんの上司の医師というだけでなく、
瀧本さんの所属するプロダクション「ベールアンジュ」の代表兼マネージャーとしても、
さまざまなやりとりがあった、ということを最初に皆さんにお伝えし、実際に僕が聞いたこと、
話したことを時系列順にまとめてお話します。
(つまり【医師=プロダクション代表=マネージャー=瀧本さんの上司=SODクリエイトに紹介した人】ということで、すべて同一人物です)


2016年8月2日、作品のロケハンとして医師の経営するクリニックを訪れ、
プロダクションベールアンジュの代表でもある医師、そして瀧本さんと初めてお会いしました。

この時点でSODクリエイトとベールアンジュとは所属タレントの瀧本さんがAVに出演する、という内容で出演契約が交わされています。

そして、AV出演の承諾書をもらっています。

さらには数年前SODクリエイトに大手AVプロダクション所属としてAV女優の面接に来ていたというのも聞いておりましたので、
彼女がAV女優になるという熱意があるものと認識しておりました。

医師の経営するクリニックは実際にED治療を行なっているということなので、
「ED治療にかける医者とそこに所属する医療コンシェルジュ」という設定で作り物(フェイク)のドキュメンタリー作品を制作する、
という意図の元、面接兼取材を行ないました。

実際にクリニックを訪れる前にSODクリエイトのプロデューサーから、
「その医師が瀧本さんと絡むという企画を持ちかけ、OKをもらった」とのことを聞いていました。

その時点で医師の出演、顔出しのOK、実際のクリニックを使用することについてもOK、ということを確認しています。

その上で、改めて僕の方から医師に
「ED治療にかける熱血医師として出演してもらえないか。このクリニックで撮影させてもらえないか。できれば顔は出してもらいたい」
と依頼しました。

そうしたら医師の方から「サングラスで顔を隠すとか、マスクで顔を隠すとかはどうでしょう」と意見をもらったので
「では顔を半分隠す、どちらにするかは試してみて決める」と提案しました。

「最初のうちは顔にボカシをかけ、その後はマスクやサングラスで顔を半分隠す形にしたい」と話すと、
医師が「マスクをかけてメガネをかけて、髪型を変えてみましょうか。そうしたらあまりわからないと思うので」と提案してくれました。

そして実際に試してみて、マスクにメガネ姿で出演してもらう、という許可をもらいました。

瀧本さんの面接の時に、どういう人生を歩んできたか、という形で過去の話を聞きました。

過去の話をする時に、瀧本さんは「自然と涙が出てくる」、と言いながら涙ぐんでいたので、「作品内で過去の話をしてもらいたい」と依頼しました。

そこで瀧本さんは「いいですよ」と過去の話を作品内で語ることを了承してくれました。
なぜそういう依頼をしたかは、後でお話しします。


この時、医師から聞いた話としては
「クリニックの営業はもうほとんど行なっていない。もともとは内科だったけれども、ED治療を始めたことで患者がよりつかなくなってしまった」
「経営は破綻状態である」
「従業員は医師と瀧本さんの2人のみで、これからどうするかを話し合った。彼女に『AVをやる? 風俗をやる?』と相談した」
「クリニックはもうやっていけない。僕はAVが好きなので、これからAVのプロダクションをやっていきたい」
などがあります。これらは僕だけでなくその時に同行した助監督やプロデューサーも聞いています。


8月9日、再度クリニックを訪れ、1作目『医療コンシェルジュドキュメンタリー』の内容を提案しました。
この時、医師が自分からマスクをつけて「これでどうですか?」と出てきてくれて、出演はマスクでボカシなし、ということで確定し、承諾を得ました。

8月15日、もう1度クリニックで打ち合わせを行いました。
ここで再度、瀧本さん本人に直接、作品内で過去の話を語ってもらうということの確認をして、許可をいただきました。
その他には主にED治療に関する取材を行い、撮影内容の確認を再度行ないました。

8月18日はクリニック、19日はスタジオでの2日間の撮影を行ないました。
撮影時の瀧本さんですが、とてもやる気があって楽しそうでした。

共演した女優さんなどの出演者にたくさん質問したり、とても前向きにやってくれているように感じましたし、
医療コンシェルジュとしての演技の練習も行ないました。

彼女は本当の医療コンシェルジュをしっかりやっていたわけではないため、医師にどう話せばいいかを聞き、
「こう言ったらどうか」という医師の言葉をオウム返しに繰り返すというような形でした。

そして実際に、作品内で瀧本さんが過去の話で涙を流すシーンがあります。
以前に許可をもらったように、瀧本さんにも流れを説明してカメラが回った上での涙ですので、これは彼女の演技です。
とても気持ちの入った上手な演技です。
瀧本さんは、僕と過去の話をすることで泣く演技ができた、それを洗脳と言われてしまうと、僕としては困ってしまいます。

今、AVで問題になっている洗脳は、AVに出演したくない子を洗脳してAVに出す、というものです。
ですが瀧本さんの件に関しては、最初からAVに出演したいという女性を、プロダクションが「出演させてください」と連れてきて、本人からも出演の承諾書をもらって出演してもらっています。

瀧本さん自身もそういう主張はしていないように、本人に承諾書を貰う際には、無理やり承諾させたのではありません。
AVに出演する、と決まっていて出演する気もある女の子を「AVに出演するとは思っていなかったような子が、だんだんAVに興味を持って行く」という女の子として演出とストーリーで見せているのであり、これは洗脳ではありません。


過去の話をしてもらったのは、この作品を見てくれる人がみんな瀧本さんに思い入れを持ってほしかったからです。

正直に言ってしまいますと、僕は瀧本さんは普通にAVデビューしても、このまま埋もれてしまう可能性が高いと思っていました。
素敵な子ですが、今のAVの世界でデビューする子は他にも素敵な子がたくさんいて競争という面では決して甘い世界ではありません。

僕は瀧本さんに、人気がある、売れる女優さんになってほしかったので、
まず「医療コンシェルジュ」として出演し、そんな彼女がAVデビューする、ということをフックとして、
彼女の付加価値を上げようという意図がありました。


だからまずこの作品を見て、瀧本さんを応援したいと思うファンをいっぱい作りたい、というのが1番の狙いでした。
そのために、同情するような話や応援したいと思えるような話をするシーンは入れた方が良い、そう考えたのです。


彼女の価値を高めるために、演出家として 溜池ゴローがあえて「一般女性をAVに出演させようとする監督役を演じる」
という手法を用いたことによって、誤解が生じていることも考えられます。

しかし、もう一度確認しますと、これらはすべてフェイクであり・演出であります。
1作目は絡みのない今の業界においてはありえないようなAVを作ったのも彼女の価値を高めるための演出です。


動画内で、医師にもクリニックにもモザイクがかかっておらず、AV発売以降休診状態に追い込まれているとありましたが、
医師の顔出しについては冒頭のとおりこちらから依頼をし、医師の提案による変装での出演承諾を得ました。

またクリニックについては道中や周辺、地名などがわかるものやクリニックの名前はモザイクで隠すというお話をさせていただき、
その約束はそのとおりに守りました。

でも建物外観についてのお話は出ませんでした。
前述したとおり、すでにクリニックは破綻しほぼ営業しておらず、常連の方だけに薬を処方するだけだと語っていましたので、
AV発売によって休診状態に追い込まれたというのは、事実ではありません。


編集後に映像の内容を医師に確認してもらわなかったため、医学的な間違いが収録されているという指摘については、
通常の作品作りの中ではプロダクションに作品内容を確認してもらったりする慣習はなく、
先方からの依頼もなかったことから確認してもらいませんでしたが、
結果、医療用語等に誤字があったことについては申し訳なく思っており、
プロダクションとしてではなく医師としての彼に監修的にチェックしてもらうべきだったと素直に謝罪したいと思います。


1作目を編集し終わった後、どうしても撮り直ししたいシーンが出てきてしまいました。
そこでその追加撮影を9月17日にSODクリエイトの本社にて行ないました。

この時点で、2作目の構成はほぼ決まっていました。

1作目を撮り終わった後、瀧本さんに対するSODクリエイトの方針として
「この先も医療コンシェルジュとして撮影していく」か
「AV女優として作品を出して行く」か、どちらにするかという会議が行なわれました。

そこでプロダクション代表である医師、そして瀧本さん自身が「早く普通のAV女優さんになりたい」という意思を持っていると担当者から聞き、3作目にAV女優としてのデビュー作、プロの男優としっかり絡むSODstarとしてのデビュー作を撮りましょう、という話になりました。

ここで、2作目は3作目のAV女優としてのデビューへの橋渡し的な作品にするべきだ、2作目の最後に医療コンシェルジュとして絡みを1回やって、3作目でデビューという流れにしよう、と決まりました。

そこで、追加撮影をした9月17日に、瀧本さんと医師にその流れを説明しました。
この時、2作目の最後に絡みがあることをまず説明しました。絡みがあることをはっきり伝え、その相手が僕である可能性もあります、と伝えています。

この時点で絡みの相手をどうするか、確定していません。プロの男優をここで登場させてしまうと3作目のAV女優としてのデビュー作が色褪せてしまうのではないか。

かと言って2作目の「瀧本さんが手淫などいろいろなことに挑戦して、うまくできるようになりました、またはうまくいかなくて落ち込みました」というストーリーの中では、絡みの相手がED患者、というのも無理があるように感じたのです。そこで思いついたのが「僕が瀧本さんに惚れてしまった設定にして、『君がAV女優になれば君と絡みができる』というスケベ親父になる」という流れでした。

プロの男優、ED患者、僕。この3パターンを考え、決めかねていたんです。
「絡みの相手、内容、結末をどうするかわからないので台本には最後の絡みについて詳細は記載していないが、絡みは必ず1回ある。相手は自分(溜池)である可能性もある。撮影当日に相談しながら進めていく」ということを瀧本さんと医師に伝え、「わかりました」と返答をもらっています。

9月25日、2作目の撮影当日の朝、僕は前日まで考え抜いて決めた「最後の絡みは僕との絡みにする」ということを、プロダクションの代表としての医師に伝えました。

その時「溜池さんがしてくださるんですか、光栄です」という言葉をいただきました。

その後、昼にプロデューサーも医師に「今日は溜池さんとの絡みになりますが聞いていますか?」と確認し、「ちゃんと聞いています」という返事をもらっています。

瀧本さんにも「今日の最後の絡みは僕になる」と16時頃にメイクルームで伝えました。
そして、瀧本さんの承諾をもらい、少なくとも嫌な感じは伝わってきませんでした。

この時点で本人からも、プロダクションとしての医師からも文句は出てきませんでしたので、絡みシーンの詳細をすべて説明しました。

その後、絡みまでの間にさまざまなシーンを撮影しましたが、その間も瀧本さんに特に嫌そう、憂鬱そうというような反応は感じられませんでした。

女優さんと一番触れ合うことになる、当日のメイクさんも同じように感じていたそうで、ネガティブな感じはなく、楽しそうにやっていた、と言っていました。

そして実際に絡みの撮影に入ったのですが、ここでも嫌がっている様子は見られませんでした。
もちろん現場には医師もプロダクション代表として同席していました。瀧本さん本人が本当は嫌だったとしたら、僕やスタッフに直接言うことはできなくても医師を通じて伝えることも可能なはずです。

ですがそういったものは一切なく、撮影を楽しんでやってくれている、という印象でした。
これは僕以外のスタッフも同じように感じています。
さらに医師は「3作目も溜池さんなんですか? 今後も溜池さんに撮ってもらいたい」と、現場で会うたびに言ってくれていました。


ここまで説明してしまうと、作品がフェイクドキュメント、結局は「出来レースじゃないか!」と思われても仕方がないのですが、
ここまで作りこんで作品を制作しているんだな、と思ってもらえれば幸いです。

作品は物語であり、架空の話ではあるけれど、僕を始め瀧本さん、医師、そしてスタッフ含め、全員でなりきって演出をしていた、ということなんです。


撮影後、11月11日のJapanAdultExpoの時、瀧本さんと医師に会いました。

その後、YouTubeに投稿された動画なのですが、YouTubeの日付によると実はJapanAdultExpo前の11月8日以前に撮影され、11月8日に一度アップされているらしいんです(※)。

ですが、JapanAdultExpoでは瀧本さんから「ありがとうございました」、医師からも
「溜池さん、4作目も5作目もぜひ撮ってください。3作目は溜池さんじゃないんですね」という言葉をいただきました。

その後も控室にいた他の女優さんや野本ダイトリ(SODクリエイト社長)や僕も一緒に、みんなで写真を撮ったりしていたんです。

だから、その時はまさかこんな告発動画をすでに撮っているなんて思ってもいなかったです。
本当に、すごく楽しそうに、嬉しそうにしてくれていたので。
(※動画はその後削除→1月4日に復活)


その後、僕が直接瀧本さんと医師に会ったのは、12月12日です。

2人で4作目の監督面接に来社された時に、偶然会いました。
その時も瀧本さんからは笑顔で挨拶されて、医師からも「また撮ってください」といつものように言われました。
これが最後に実際に会った時の様子です。


12月14日に、瀧本さんとSODクリエイト広報が出版社へ営業に行った際、医師は同行しなかったそうです。
帰りに2人で食事をしたそうなのですが、その時瀧本さんは「SODstarとしてこれからも頑張っていきたい。有名になってファンをいっぱいつけたい。でも医師が難色を示している」と言っていたとのことです。

翌12月15日も、広報と秋葉原や上野のセルDVD店に営業活動を行い、その時も次の日の営業活動や、次週に行なわれるセルDVD店さんの店長会議への出席も頑張らないと、とプロモーション活動に意欲的だったそうなのですが…。

翌12月16日、一方的に医師から「4作目以降の契約取り消し、今後の連絡は弁護士を通じて行なう」という通達をSODクリエイトが受け、その後まったく先方との連絡が取れない状況となっています。

そして、YouTubeに今回の動画がアップされました。
アップされたのは1月4日らしいですが、僕が気付いたのが1月7日。

僕にとっては本当に寝耳に水でした。

撮影中にそういった様子はまったく感じられませんでしたし、
問題があるはずだったらそれを告げるはずのプロダクション代表の医師からも何も言われず、むしろ歓迎されていると思っていましたから。

すぐに医師に連絡を取ろうとしたのですが、電話をかけても別人が出て「違います」で終わりでした。


通常、プロダクションが女優さんの窓口として機能してくれています。

もし、女優さんからの要望などがあった場合は、女優さんが直接言えなくても、
プロダクションの担当者から制作サイドやメーカーサイドに連絡があり、話し合いや交渉が行なわれます。

いつも関わっている一般のプロダクションは、制作やメーカーとの間で「女優を守る」という役割があります。

なので、1作目、2作目の撮影において、もし女優さんが何か意見や要望があるのだったら、本来ならばその現場で、
または現場が終わってすぐにでも、業務としてプロダクションの担当者(瀧本さんの場合はベールアンジュ代表の医師)から話があるはずなのですが、それはまったくありませんでした。


2作目の撮影が終わってから1ヶ月以上が経ち、その間にクレームや話し合いなど一切なかったのですから、
11月8日以前にあのような動画が撮られていたというのはとても驚きました。

11月11日のJapanAdultExpoでは笑顔で握手したのに、と。僕にとってはかなりショックなことでした。

打ち合わせ、現場では、ベールアンジュ代表としての医師に、常に承諾をいただき、瀧本さん本人にも内容を説明し、
納得してもらっているのを確認しながら作品制作を行なっていました。しかし、こういう事態になって、とても残念で悲しい気持ちです。

そして動画に関して1つ言わせてもらうと、僕とつながっているという理由だけで、今回の件とは無関係のところにまで被害を広げられていることが、腹立たしく感じています。

僕としては、まず話し合いをしたいのですが、連絡が取れない状況ではその話し合いすらできない。そういった理由から、今回このような形で僕としての見解を表明させていただきました。


今のAVの世界では、残念ながら一部に強要や洗脳といわれる悪質なことが問題となっています。
しかし、今回のように強要でも洗脳でもないケースを強要だ、洗脳だと宣伝することは、かえって勇気をもって問題を告発している被害者の現
役や元女優さんの頑張りに水をかけることになりかねません。

AV業界の一員として女優さん、男優さんや契約したばかりの新人さんが1人も被害にあわないですむAV業界にするにはどこを変えていったらいいのか考え努力をしていきながら、同時にこういう間違った「告発」には、そのためにも反論していかなければならないと考えています。

ただ、瀧本さんに対して、傷つけたりするつもりは一切無く、できればまた再会し、お話しをしたいと願っておりますが、こういった状況なので、仕方なく事実を述べさせていただいた次第です。